日本でもバレンタインの時期に開催されているサロン・デュ・ショコラ。
本家パリのSalon du Chocolatは毎年10月末頃にPorte de Versaillesという
パリ南端の見本市会場で行われます。
フランス国内だけではなく、ヨーロッパや日本のショコラティエが集い、
会場内はどちらを向いてもチョコレートの山、甘い香りが漂います。
入場料は12€(約1300円)としっかり取られますが、
Salon du Chocolatの醍醐味は、何といっても試食です。
有名ショコラティエの代表作から、見たこともないようなチョコレートまで、
あらゆる味を試すことができます。
秋晴れの日曜日、チョコレート好きのパリジャン&パリジェンヌが大集結。
私は先日のfiac!(グランパレ会場)の反省から、ちゃんとネットで予約をしてきたので
すぐに入ることができました。
パリは、人気のあるイベントや展覧会に瞬く間に長蛇の列ができるので、
確実に行くつもりの催しには、絶対に予約をしていくことをお勧めします。
チョコレート彫刻の実演。首もとのトリコロールが職人さんの証のようです。
ただチョコレートの試食をやって売るだけでは能がない(?)というので、
会場の中心に設けられたステージでは、コンサートやパフォーマンスが。
チョコレートと何の関係が...? というような無意味な疑問は持ってはいけません。
怒濤のチョコレート攻めに疲れた来場者の気分転換スポットなのでしょう。
言わずと知れた日本人パティシエSadaharu AOKI のブース。
常に人だかりができていてうまく写真が撮れませんでしたが、背後には苔のオブジェが。
とにかくチョコレートからパッケージ、ブースデザインに至るまで、
悉く洗練されていて、フランス人の心をがっちり掴んでいました。
抹茶とキャラメル・サレのチョコレートだったかな...(色々食べ過ぎて記憶が曖昧)
がおいしかったです。
ところで、抹茶とチョコレートというのは本当に相性がいいようで、
日本のお店のみならず、あちこちで見かけました。
フレーバーのひとつとして、もうすっかり定着しています。
日本でのお土産の定番YOKU MOKUも今年から参戦。
実は大学時代の友人がここで働いていて、
彼女に会うのがこの日の目的だったのです。
シガールは本当にほっとする味。
かつての職場には、差し入れでいただいたヨックモックのシガールか、
ウエストのリーフパイがいつも置いてあって大量消費していました....。
フランス人にも好評のよう!
Salon de Chocolatは商業的なイベントであると同時に、
チョコレートをめぐる技とセンスを競う場所でもあります。
シネマテックでの「メトロポリス」展を意識してか、アンドロイドのチョコレート。
ピエール・マルコリーニは、ハロウィンのオブジェ。
でもせっかくの作品を飾るテーブルの上はもう少し整理した方がいいかも...。
気が早すぎるサンタクロース。
このお花もみんなチョコレートです。
Salon du Chocolatへの愛を感じます... でもこのお店はフォアグラ専門店。
なぜこのお店が出店しているかというと、
秘密は店頭で売られているサンドイッチにあります。
たっぷりのフォアグラに注がれるのは、何とチョコレート・ソース。
一緒に行った友人の強い希望でひとつのサンドイッチ(12€!)を半分こすることに。
フォアグラって初めて食べたけど、クセもなくて、こんなにおいしいものだったんですね。
ステージでは、バリの踊りが始まっていました。
LEONIDASの今年の作品はチョコレートの凱旋門。
これって、終わった後は食べられるのかな。
オブジェだけではありません。チョコレートの服も。
ファッション・ショーもあるはずなんですが、今年は見逃しました。
会場の一番奥のスペースでは、実演チョコレート料理教室。
約3時間ほど滞在して、満員電車並みの人の多さにどっと疲れてしまいましたが、
やはり土日の混雑は平日の比ではないようなので、
ゆっくりチョコレートを楽しみたいなら、平日を狙って行った方がいいでしょう。
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