10/23/2011

fiac!



fiac!はパリで毎年10月に開催されるアート・フェア。
東京アートフェアのパリ版です。
パリ、ベルリン、ロンドン、ブリュッセルなどヨーロッパの画廊が多数参加。


どのギャラリーも、ただ作品を見せるだけではなく、
グランパレの開放的な会場を利用して、時にはデザイナーを雇い
展示方法に工夫を凝らしているので見応えがあります。


ただ、入場料32ユーロ(約3500円)はちょっと高すぎる...。


土曜日の開館直後に行くとすでに会場前には長蛇の列が出来ていて、
各ギャラリーのブースも作品と人が溢れて混迷を極めていました。


会場内には数カ所にfiac!の特設カフェが設けられ、
お酒とおつまみを売り歩く人なんかもいて、お祭り騒ぎです。


そんなわけで、あまりゆっくり作品を見られる環境ではなく、
しかもものすごく広いので、迷路のようなブースからブースへと
漂いながら、雰囲気を味わってきました。


直射日光がさんさんと降り注ぐ会場。思わず油彩画やデッサンが心配に...。
現代アートだけではなく、ルドンやピカソ、シュヴィッターズの作品も売られていて、
しかも購入済みの赤いシールが貼ってあります。



Wolfgang Laib
近づいて蜜蝋の匂いをかぐと、高校生のときにMIMOCAで見た個展が蘇りました。



Dan Flavin


Vik Muniz


Louise Bourgeois



川俣正













Yan Haegue
2009年のヴェネツィア・ビエンナーレ、韓国館の出品作家。
国立国際美術館「風穴」展でも同じシリーズの作品が展示されていました。


Damien Hirst








Simon Hantai

展示室に鳩...? いえ、これも作品です。
でもポンピドゥー・センターの近代美術館では
リアルな鳩が飛んでいるのを見たことがあります。

塩田千春


現代美術の大御所から若手作家まで勢揃いでしたが、
アートフェアという視点で会場を一回りしてみると、
この作品を購入する、所有するとはどいういうことなのか?と考えさせられる
作品が多かったように思います。



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