パリで落ち着いて研究をしようと思ったら、
まずここにやって来ます。
セーヌ河沿いのベルシー地区にそびえ建つ国立図書館。
設計はフランス人建築家ドミニク・ペロー。
ミッテラン大統領の「グラン・プロジェ」の一環として、
1996年に開館しました。
超高層ビルですが、閲覧室は1階と地下1階。
1階は一般向け、地下1階は研究者向けと分かれています。
蔵書の質と量もさることながら、環境の良さも抜群。
特に地下の研究者向け閲覧室は、最初に登録が必要ですが、
全席予約制(満席で座れないということはまずありません)で、
座席と閲覧したい資料をあらかじめインターネットで予約しておけば、
カウンターで資料を受け取って、すぐに調査を始めることができます。
保存状態に問題がなければ、貴重書もさっと出てきて感動。
近年のニーズに答えて、古い雑誌や書物の電子化も急ピッチで進行中です。
その名もGallica(ガリカ)。 http://gallica.bnf.fr/
必死で探していた資料が、あっさりこちらで全文公開されていたなんてことも。
閲覧室は文学、美術など分野ごとに別れていて、
例えば美術ならば、基本的な美術史の文献や作家のモノグラフは
棚から出してすぐに閲覧することも可能です。
1日中研究に没頭しても大丈夫なように、
地下にはカフェや売店もあり、
前面ガラス張り通路の内側は森になっていて開放的な空間です。
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