オペラ座から東南の方向に歩いて約10分、国立図書館Richelieu館の
すぐ横にギャラリー・コルベールという建物があります。
その中に入っているのが、国立美術史研究所。
通称INHA(イー・エヌ・アッシュ・アー)、
正式名称はInstitut National d'Histoire de l'Artという施設です。
1983年に美術史家アンドレ・シャステルの要請により、
国内外の美術研究に携わる研究者、学生を広く受け入れ、
図書館やアーカイヴの整った環境で研究を推進するという目的で設置されました。
...というと、何だかものものしい場所を想像してしまいますが、
実際に中に入ると思ったよりもあっさりとしていて、
パリにある大学(第Ⅰ、Ⅳ、Ⅹ)や高等学院(EPHE、EHESS)の
美術系の授業のほとんどがINHAの教室で開講されているので、
学生は他の大学の講義も自由に受講することができます。
2011年の12月5日から2012年の6月4日までの第1、3、5月曜日は、
Georges Didi-Hubermanの講義も開講される予定。
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