5月の頭頃、エコール・デ・ボザールのAtelier Vilmouthの展覧会に行ってきました。
展覧会のタイトル通り、Once upon a time....遠い昔のことのようです。
「おとぎ話」をテーマにした展示の会場は、いつものアトリエと、
ボザールの中にある趣きあるシャペル。
アトリエでは、Nøne Futbol Clubという2人組アーティストのネオンの作品が
光を放っていました。
アトリエの片隅には、地下室へと続く階段が...
何度か来ていたけど降りるのは初めてです。
こんな秘密の空間に足を踏み入れるだけでちょっとした非日常を味わえました。
続いてはメイン会場となるシャペル。
ミケランジェロやフラ・アンジェリコの作品があってぎょっとしましたが、
全て模写だそう。模写自体も300年ほど前のもので、それ自体価値があるようです。
さすがエコール・デ・ボザール。
石の床の上に置かれたガラスの靴。
ミケランジェロの模刻の背後に映し出されるのは、蝶の羽をまぶたにつけた女性。
ルネサンス期の絵画やレリーフと21世紀の若い作家の作品が混在した
カオスな展示ではありましたが、それぞれの学生がおとぎ話を自由に解釈して、
空間を生かし、見応えのある展覧会になっていました。
この腕でできた家はちょっと不気味だけどなんだか好きです。
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