学会発表お疲れ様会と称して、ヴュイヤールさんとお寿司屋さんに繰り出しました。
向かったのは16区のSushi Gourmet。パリに来てからずっと気になっていたお店です。
フランスでも寿司は日本食の代名詞になっていて、
スーパーでお惣菜として売られているのを見かけたりしますが、
ちゃんとしたお寿司を食べられるお店はまだまだ少ないです。
席について、早速注文。やっぱり握り寿司ですね。
期待通り......いや、期待以上に色々な種類のネタが出てきて、
マグロ、サーモン、タイ、アジ、イカ、サバ以外のお魚が
何かよく分かりませんでしたが、おいしくいただきました。
お寿司にサラダとお味噌汁がセットになって15ユーロ(約1500円)なので
なかなかのコストパフォーマンスです。
またお寿司が恋しくなったらここに来ようと思います。
ところで、食べ物のためだけに16区まで行ったわけではありません。
お寿司で満ち足りたあとは、マルモッタン美術館で開催中のアンリ・ルアール展へ。
アンリ・ルアールは、画家として少なからず油絵を残していますが、
実業家として成功し、印象派以降の画家たちのパトロン&コレクターとして有名です。
今回は、ルアールの油彩作品に焦点を当てた展覧会で、
正直に言うと特筆すべきところはあまりない作品ばかりでしたが、
教えを受けたコローの影響は大きく、
印象派との関連やナビ派風の室内画もみられました。
個人的に嬉しかったのは、
なんとヴィンタートゥール美術館蔵メダルド・ロッソ作の
アンリ・ルアールの彫刻に再会できたこと。
光溢れるマルモッタン美術館の一室で、ひときわ存在感がありました。
ちょうど展覧会を訪れる数日前に出会った日本人の方に、
世田谷美術館でヴィンタートゥール展を見て、ロッソの作品が良かったと
言っていただいたばかりだったので、縁を感じます。
展示を見終えて、駅に向かう途中Yamazakiのケーキ屋さんを通り、
気がついたら中に吸い込まれていました。
日本のケーキ屋さんではあまり選ばないショートケーキ、
パリのお菓子屋さんには存在しないので、せっかくだから食べてみることに。
クリームはより濃厚で、スポンジもしっかりしていて、なかなかのヴォリュームです。
お寿司もケーキも、材料が違えばやっぱり別物。
でもパリ版もおいしかったです。
すっかりこのコースが気に入ってしまったので、
今度マルモッタン美術館に行くときにはまた...。
次は抹茶ロールにしよう。
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