コンコルド広場近くにアートスペースを構えるFondation Ricardの
展覧会オープニングに行ってきました。
Ricardとは、みなさんご存知お酒のメーカーです。
私は全然知らなかったのですが、連れて行ってくれた
フランス人のアーティストのたまご君によると、
Fondation Ricardとはパリの現代アート界で最も影響力がある財団のひとつで、
Marcel Duchamp賞に次いで、Ricard賞が現代若手アーティストの登竜門になっているようです。
スペース自体は、いたってシンプルなホワイトキューブ。
立派なパリの建造物のワンフロアにあり、ギャラリー空間へと続く
大理石の階段には赤い絨毯が敷かれていました。
この日オープンする展覧会は少し特殊なもので、
本当の展覧会場は世界中の街中。
ギャラリーでは、その展示プランだけ(おそらくカタログのゲラ)を
壁にピンで無造作に留めてあります。
それでも、会場はまたたくまに人で埋め尽くされて行き、
Fondation Ricardへの関心の高さが伺われました。
日本人の唯一の参加は、LAの田中功起さん。
全ての作品やパフォーマンスを見に行けるわけではないけれど、
世界中で展覧会が進行中というだけでわくわくしますね。
グレープフルーツジュースだと思って手に取った飲み物が、
アニスのお酒とのことでしたが、
普段ショコラ・ショーと紅茶とハーブティーとワインばかりをたしなむ舌には
残念ながら拒絶されました。
セーヌ河の夕暮れはいつも見とれてしまいます。
特にこの日は雨の後だったので、空気の透明感が格別でした。
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