4月も10日を過ぎたというのに、
今日のパリはまだ寒いです。
せめて気分だけでもと思い、
blogのデザインをピンク色にしてみました。
春限定です。
そしてたまにはパリらしい記事も書いてみようということで、
先日訪れた老舗鞄ブランドMOYNATについて。
モワナと読みます...かわいい響き。
創業は1849年。
Louis Vuittonよりも歴史があるそう。
サントノレ通りにあるお店はどこを見ても完璧に洗練されています。
そんなお店へ、買い物に行ったわけではもちろんありません。
実はここでパリのボザールの川俣アトリエを卒業した
韓国人の友人が働いているんです。
彼女は、この世のなかに
こんなに素直で無邪気な女の子がいるのかと思うくらい
まっすぐな心根の持ち主。
詳しくは書きませんが、
彼女の生き方の誠実さが幸いして、
なかばスカウトのようなかたちでこのお店で働きはじめました。
この日は、
ボザールでディプロムを取得したばかりの友人ホッパーさんの展示を見たあと、
2人して日本食が恋しいという話になり、
早速セーヌを渡ってまつだというお店でちらし寿司を食べて(おいしかった!)、
そういえばこの近くにMOYNATがあるよということで、
仕事中の彼女のもとにお邪魔しました。
古い旅行鞄と新しいハンドバックが混在する店内。
1849年というと自動車が普及しはじめた時代で、
創業当初は自動車に乗せて運ぶ大型の旅行鞄を作っていたそうです。
すべて手描きのモノグラムが少し色褪せた風合いが美しかったな。
現代のハンドバックもころんとした素敵なデザイン。
友人は、バックを購入したお客さまの希望で
イニシャルなどのロゴを手描きで入れるお仕事をしています。
そして、今ショーウィンドウに飾ってある
イラストも手がけたとのこと。
おもわず写真を撮ってしまいました。
いつか、大人になったら約3000ユーロの鞄を買いにきたいと思います。
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