Hugo et Victorという名のパティスリーを知り、
初めてお店を訪れて以来の念願だった
ワインとケーキのコラボレーションを味わってみたいという
夢を叶えてもらいました♡
Hugo et Victorは、フランス人の二人の幼なじみ、
Guy Savoyのシェフ・パティシエ(!)を務めたHugues Pouget氏と
チョコレート製造から販売までを手がけるBarru Callebaut社や
パリの百貨店プランタンで経験を積んだSylvain Blanc氏が
2010年にオープンさせたお店。
ちなみにお二人ともまだ30代半ば。
すでに、Raspail大通りの1号店に加えて、
St-Honoré通りにプランタンへの出店と3店舗を展開中。
なぜ19世紀の偉大な文学者の名前が冠されているかというと、
ユゴーが暮らしたヴォージュ広場に近い
Rue des Lions-Saint-PaulにPouget氏が住んでいて、
そこでお店の構想を練っていたからだそう。
ちなみにこの通りにセザンヌも住んでいたのだとか。
素敵なエピソードです。
お店はとてもシックな作りで、
オーソドックスなチョコレートや
半球形の鮮やかなショコラ、
マカロン、ケーキ、焼き菓子が並びます。
本のかたちをしたチョコレートケースは
プレゼントにも最適。
でも、このお店の一番のオリジナリティは
ワインとケーキ2種、ショコラを組み合わせたシリーズ。
Pouget氏が作るケーキに、
ソムリエのFrédéric Béal氏が選ぶワイン。
チョコレート、キャラメル、プラリネという基本の3種に加えて、
季節ごとに5種類のフレーバーが用意されています。
それぞれのフレーバーごとに2種類のケーキがあります。
ケーキの1種類目は "Hugo"と名付けられていて、
現代的なガストロノミーの感性で生み出されたパティスリー。
2種類目の "Victor"は、ミルフィーユやサントノレといった
フランス人にとっては懐かしいクラシックなお菓子の再解釈。
今回選んでもらったのは、キャラメルのシリーズ。
まあるいチョコレートのケーキ("Hugo")と、
キャラメルのミルフィーユ("Victor")。
ワインはDon Pedro Ximenezという
スペインのシェリーワイン、1982年もの。
色は赤いけれど、100%白葡萄を原料にしたワインです。
ペドロ・ヒメネスというのは葡萄の名前。
甘口のシェリーは、
甘口のシェリーは、
天日干しにしてレーズン状になった葡萄から作られるそうです。
1982年...生まれる前のワインを飲んだのは初めてなので
感慨深いものがありました。
何でも、最低25年熟成させたものを
ヴィンテージ順ではなく、
味に深みが出てきたものから順に販売しているそうです。
完全なる付焼き刃の知識を披露してしまいましたが、
バイト先のソムリエさんによると、とっても希少なワインとのこと。
今も最後の一杯をちびちびと飲みながらブログを書いていますが、
確かに黒糖のような凝縮されたコクのある甘みです。
白葡萄からできているなんて信じられない...。
深夜2時をまわっていたかな、
最後の晩餐ならぬデザートに、
球体のキャラメル・ケーキとワインをいただきました。
チョコレートを割ると、
中にはキャラメル風味のクリームとソース、そして
マカダミアナッツ。
ワインとケーキのコラボレーション、
半信半疑なところもあったのですが、
納得のハーモニーでした。
ケーキがだんだんとなくなっていくのも、
時間が経って朝がくるのもさみしくて、
ゆっくりゆっくり食べました。
2日目はキャラメルのミルフィーユ。
1日経ったミルフィーユはしっとりとして、
やさしい味わいでした。
ワインの最後の一口を飲み干したのでこの辺で。
今日から夏時間になり(気候は真冬のままですが)
明日から4月。
ひたすら研究を進めたいと思います。
今日から夏時間になり(気候は真冬のままですが)
明日から4月。
ひたすら研究を進めたいと思います。
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