フランスの中でも、一番強い憧憬の念を抱いていたのが南仏の地。
中学生の頃には、ゴッホが日本に魅せられてアルルに滞在したことを知り、
高校生の美術部では、行ったこともない南仏の風景を
丹念に油絵で描いていました。
いつか、気候が良い季節に行こうと
大事に取っておいた南仏旅行。
ついに、留学からの帰国直前に決行しました。
アルルは、石造りの家々が美しいちいさな街。
ゴッホが描いたカフェも、同じ場所に残っていました。
《夜のカフェテラス》は飽くことなく眺め、
黄色く輝くカフェはもちろん、
中景から後景へと続く街並み、暗い石畳の路地、
そこに流れる空気に思いを馳せたものです。
ちょうど訪れた日はお祭りだったらしく、
夜になると民族衣装を纏ったアルルの住人たちが集まり、
夜遅くまで踊っていました。
アルルは、古代ローマの遺跡が残る街でもあります。
コンスタンティヌス帝の大浴場の遺跡に潜り込んでいた猫。
古代劇場は、今でも街の催しに使われているようです。
こちらもゴッホが描いているかつての療養院の庭。
ランチは、南仏の赤ワインと、茄子やトマトを使ったプロヴァンス料理。
さらに現代のアルルは、写真祭でも有名なのですが、
少し訪れるタイミングが早かったです。
南仏にはいつかまた戻ってきたいです。
車の運転ができる人と一緒に....
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